演出ノート

わたし、と、あなた、の物語。
 
5年が経ちました。ふり返ってみれば、あっという間だったような気もしますが、けれどほんとうは、一日一日、朝が来て、お昼ごはんを食べ、「おやすみ」と言い、眠る、そんな二度と来ない一日を、1826回重ね、そうして今日という日にたどりついたはずです。
その一日一日を取り戻すことはできませんが、ちょっと立ち止まって、ふり返り、どんな物語をわたしたちが、そしてこの三股町立文化会館が生きてきたのか、いま、あらためて確かめられたら、と思うのです。
別れの悲しみも、出会いの喜びも、そこにはあるかもしれませんが、それでもそれが、いま、わたしたちの手の中にある、かけがえのない宝物であるような気がするのです。
どうか、その日、わたしたちと一緒に立ち止まり、「いま」という時間をゆっくりと味わってみませんか。わたしたちのふるさと、三股町立文化会館でお待ちしています。
 

「おはよう、わが町」演出 / 永山智行(劇団こふく劇場)