みまた座11期生 本公演『ひなた見っけた』

日時2015年3月29日
11:00・15:00
会場三股町立文化会館 ホール
料金小学生以上/300円(当日同料金)
未就学児/無料

演劇監督Note/見えないけどそこにいる

 昨年10月、みまた座は中間公演として、100年前にこの三股町にあった「龍雲菅」という学びの場を題材にした「活気のこどもたち」という作品を上演しました。その資料を読む中で、当時そこに集まっていたこどもたちが、年中行事としての肝だめしをとても楽しみにしていたことを知りました。
 思えば、100年前も今も、こどもたちはおばけや妖怪が大好きで、時にはまるでともだちのような近さで、そんな見えないものの存在のことをおしゃべりしていたりします。
 「見えないけどそこにいる」、そのことを実証するのは難しいのですが、それでも「見えないけどそこにいる」と感じる人々が、折々の祭礼やまつりごとを、つまりは人間らしい暮らしを、長い長い時間の中で紡いできたような気がします。
 さて、そういうわけで、今年のみまた座本公演も、妖怪のような見えないものたちと人間たちとが共に過ごす「場」の物語です。はてさてどんな場面に仕上がりますか、どうぞ劇場という「場」で、みまた座のこどもたち、そして見えないけれどそこにいるものたちを感じていただけるとうれしいです。心よりお待ちしています。

みまた座演劇監督       
  永山智行(劇団こふく劇場)


『ふるさと』 
作詞/永山智行   作曲・歌/かみもと千春

2014年(平成25年)3月30日、
演劇ワークショップ「みまた座」の大きな節目となる、
10期生本公演『ゆめとうつつのここらへん』を上演いたしました。
そこで、曲が生まれています。

『ふるさと』

みまた座のこと、こどもたちのこと、関わってくださる皆さんのこと、
「いま」を「ここ」で10年積み重ねた思いが、詰まっています。

大切な人、大切な場所、大切なとき…
ふっと思い浮かんでくる、そんな、あたたかな曲です。
どうぞ、皆さまも、聞いてみてください。

『ふるさと』に、「みまた座」に、会いに行きたくなったら、
3月29日[日]、三股町立文化会館へ。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

ふるさとの音楽ページURLはこちら▼
https://soundcloud.com/chiharu-kamimoto/furusato


あらすじ

クリスマスツリー、段ボール、
ストーブ、こわれたキーボード、
ペンギン……。

そんなモノたちが雑然と置かれたそこは、
とある児童館の物置部屋。

そんな場所で、ひなたは何かを待っていた。
それが何かもわからないまま……


出演

●演劇ワークショップ「みまた座」11期生(小中学生25人): 
 池澤碧海  上之薗りりか  亀田心  河野結衣  桐野寛大
 工藤綾乃  木場菜月  小牧葵  下田美雨  田代小夏
 田代光  恒吉天音  恒吉音羽  中神萌々音  中前月那
 中村海  中村春日  奈須彩花  奈須千緒里  深見ほのか
 深見まいな  福島萌花  別府慎吾  別府琳太郎  山下香音

●劇団こふく劇場:
 あべゆう かみもと千春 濵砂祟浩 大浦愛 大迫紗佑里


砂川香菜恵(25年度三股町立文化会館戯曲講座受講生)

構成

大迫紗佑里(演劇ワークショップ「みまた座」講師・劇団こふく劇場)

演出

永山智行(演劇ワークショップ「みまた座」演劇監督・劇団こふく劇場)

原画

米澤怜美(演劇ワークショップ「みまた座」2~8期在籍)


毎年好評を博す「みまた座 本公演」も11回め!
たくさんの、「いま」、と、ともにお過ごしください!

どうぞお見逃しなく!!

小中高生を対象に6月から3月まで活動する、演劇ワークショップ「みまた座」。
これまで延188人が舞台やコミュニケーションの楽しさ・豊かさを学んできました。
11年めとなる今年も、昨年に続き過去最多となる25人が在籍し、元気に活動中です。

毎期の集大成となる本公演ですが、
台本は前年の町立文化会館戯曲講座受講生の中から町民一人が手掛けていて、
今年は砂川香菜恵さんが執筆しました。

みまた座25人に加え、指導する劇団こふく劇場の俳優5人の
総勢30人が躍動する舞台。
“ここ”で育ちゆく若者たちと、
お客さまを含め、集うすべての人々の“いま”、とで織りなされる本公演。
どうぞ皆さまもともに、お過ごしください。

子どもの公演と侮ることなかれ。
見ごたえある舞台に、毎年300人を超すお客さまで好評を博しています。

どうぞお見逃しなく!
皆さまのご来場、心よりお待ちしています。


演劇ワークショップ「みまた座」

 三股町立文化会館が毎年6月から3月に開く小中高生対象の演劇ワークショップ(体験型演劇講座)。平成16 年に旗揚げ。延188 人在籍。
 演劇監督に永山智行を迎え、指導は三股町立文化会館フランチャイズカンパニーである劇団こふく劇場の劇団員が担う。
 毎年上演する本公演は戯曲講座受講生が書き下ろすなど、その存在は連結を誇る三股町立文化会館創造系事業の中核を成す。一連の事業は高く評価され「平成24 年度地域創造大賞(総務大臣賞)」の受賞に至った。
 みまた座は三股町立文化会館の基本理念「思い育み知の創造」の姿そのものであり、大切な宝である。

◎演劇ワークショップ「みまた座」は、たくさんの方々のご支援のおかげをもちまして、開設11年めを迎えることができました。
 これからも応援のほど、よろしくお願いいたします。


主催

三股町・三股町教育委員会

協力

演劇ワークショップ「みまた座」11期生保護者会
みまたん放課後倶楽部Ikuz0


詳しい内容はこちらもご覧ください(フライヤー)▼