みまた演劇フェスティバル『まちドラ!2016』

5年目ですよ。みなさん。2011年の三股町立文化会館0周年記念町民参加舞台『おはよう、わが町』をきっかけにして翌年からスタートしたこの「まちドラ!」も、今年5年目を迎えることができました。
 本当にありがとうございます。
 「改革」だの「刷新」だの、スピード感を持って「変化」することばかりが言い立てられる現代で、こうして5年も変わらずに続いていくという、この「じっくり」や「のんびり」こそが、「まちドラ!」の、そして三股町のあたたかさではないかと思うのです。だって、やっぱり人間って、歩くぐらいのスピードで、たまに一息ついたりしながらじゃないと生きていけませんからね。
 というわけで5回目の「まちドラ!」も、いつもと同じように、三股のまちをみなさんに歩いていただきながら、ドラマを楽しんでいただくという、のんびりとした演劇フェスティバルです。
 今年は、2日目を2会場同時上演にしました。自分で好きな作品を選んで観るもよし、2組の愉快なツアーコンダクターと歩くもよし、「まちCafé」でコーヒーやお茶、カレーなどをゆったり味わうもよし、とにかくみなさんに、のんびりと自由な時間を過ごしていただければと思っています。
 5月のその日、ぜひ三股町においでください。心よりお待ちしております。
まちドラ!フェスティバルディレクター
永山智行(劇団こふく劇場)


劇作家・演出家。こふく劇場代表。1967年生まれ。1990年、劇団こふく劇場を結成、三股町と門川町を拠点に活動。演劇ワークショップ、町民参加作品の創作などの教育・普及活動、演劇祭への参加などを通じた他地域との交流活動も積極的に行っている。『so bad year』で第2回AAF戯曲賞受賞。2006年より約10年、宮崎県立芸術劇場の演劇ディレクターも務めた。

プレドラ!
—プレドラマ—

まちドラ!の前のドラマ!?
今年は、三股で熊本を見ようvol.1「プレドラ!2016」を開催します。まちドラ!の一週間前にまちなかの劇場で熊本の俳優による『父と暮せば』を上演します。2016年4月から今なお続く熊本地震で大きな被害を受けた熊本のみなさんを応援するため、三股町で、熊本の劇団のみなさんに作品の上演をしていただきます。観ることでぜひ応援をお願いします。

『父と暮らせば』 × ゼロソー

5/21]19:00開演
5/22]11:00開演・15:00開演

「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」
愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はもはやこの世の人ではない――。
「わしの分まで生きてちょんだいよォー」
父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。

※入場料収入は経費分を除き、被災した公演団体への復旧支援金及び熊本地震被災地への復興義援金とさせていただきます。

カクドラ!
—書くドラマ—

ー体験型戯曲講座ー

90分で
「せりふ」書いてみる?

5月27日[]19:30

戯曲とは「演劇の台本」のこと。短い会話をつないで「せりふ」にする”体験型戯曲講座”です。90分で自分だけの『ドラマ』を書いてみませんか?書き上げた作品は、「まちドラ!」期間中、参加俳優たちが声に出して読んでくれる、まことにラッキーな講座です。

ヨムドラ!
ー読むドラマー

☆みまた町民!×実力派演出家!
 + 
★九州屈指の劇団・ユニット!

5/28] ~ 5/29

2015年のヨムドラ!の様子

毎年恒例の戯曲講座「せりふ書いてみる?」。2015年の三股でのこの講座で生まれた短編作品を、リーディング作品として上演します。今年も、公募で集まった町民チームが九州の実力派演出家とともにつくる3作品と、九州屈指の劇団・ユニットが演じる3作品の計6作品を、まちんなか(街中)の特設3劇場を歩きながらお楽しみいただきます。毎回大好評の「ツアコン」が今年も登場します!

ミルドラ!
—観るドラマ—

文化会館では優れた演劇作品を招へいして上演します。
最後のシメは「ミルドラ!」で。

『こいこいこい』

不思議少年〔熊本〕

5/28]19:30開演
5/29]16:00開演

山之口(67歳)が釣りをしている。
「釣りするんは、気の短かもんばっかしや」
あの青春の感覚が、俳句に乗せてよみがえる
――『鯉を釣る人』

白銀の世界から鮮やかな世界へと移りゆく季節。午後一時。
心地良い風が吹いている。
今年成人を迎えた若者たちの、ちょっと不思議な物語
――『桜への想い』

やばい。町から若者が消えてゆく。やばい。どうか、定住してくれませんでしょうか。
役場で働くおじさんたちの、ふるさと再生奮闘記
――『奥さん、こちら』

三つの物語が、絡まり合って描く世界は。
愛しくてちょっと苦しい、こいにまつわるオムニバス。

クロストーク!

まちドラ!2016
フィナーレ・トーク

2015年クロストーク!の様子

5月29日[
ミルドラ!『こいこいこい』終演後

■語る人/『まちドラ!2016』に集ったいろんな人たち
■会 場/わが町の劇場(三股町立文化会館・ホール)
■料 金/無料(申し込みは不要です)

九州各地からお客さま、演劇人たちが集結し語りあう、めったにない機会!いまを、これからを、それぞれのまちのことを、『まちドラ!2016』を振り返りながらを締めくくっていただきます。

大人気!まちのどこかに『まちCafé』オープン

毎年大好評、みんなの広場『まちCafé』。今年も、まちのどこか…木陰のあたりにオープンします。運営は「キャンドルナイト♡みまた」で知られる「えきにぎ」の皆さんです。軽い飲食のほか、いろんな雑誌類から気軽な読書も楽しめます。屋外なのにごろんと横になれるかも。町立図書館による「おはなし会」や「えほん侍」も見参予定。お弁当持参の方は食事としてもご利用ください。
緑の木陰にほっとして、あれもこれもで、なんだか楽しくなる『まちCafé』、です。

※会場にはゴミ箱を設置しておりません。
ゴミのお持ち帰りにご協力ください。


まちドラ!をもっと楽しんでいただくために
劇場間の距離はそれぞれ徒歩5~10分。風に吹かれながらお芝居の余韻やワクワクをお楽しみください。



【おすすめの準備品】
・飲み物
・歩きやすい靴
・帽子
・タオル
・マイバック
・歩きやすい格好
・羽織れるもの
ツアーコンダクターがご案内!!

一人でお越しの方も、初めての方も、迷った方も大丈夫!『ツアーコンダクター』が次の劇場までご案内いたします。移動に不安のある方はお気軽に各劇場のスタッフへお声掛けください。


【28日・29日】
 神水流じん子
劇団25馬力
 中村大介
劇団25馬力

【29日のみ】
 有門正太郎
飛ぶ劇場
 柳田裕輔
(ギタリスト)
 

予約チケットの受け取りは「ご覧になる劇場」で
公演当日、予約チケットは各特設劇場でお受け取りいただけます。ご覧になる公演の劇場へ、直接お越しください。
駐車場
わが町の劇場〈三股町立文化会館〉
南側・西側駐車場〈400台収容〉

えき劇場<JR三股駅>
西側・東側駐車場(120台収容)

チケット・予約お問い合わせ
三股町立文化会館【℡ 0986-51-3462】

受付時間/9:00~17:00