みまた演劇フェスティバル『まちドラ!2018』

小学校を卒業し、中学校に入学しました。7年目の「まちドラ!」です。世の中には「改革」だの「成長」だの「ぶっこわす」だのの物語があふれていますが、こうして変わることなく、今年も無事にその日を迎えられるということが、ほんとうにありがたい、そんな物語だってあるのです。
 ここにはほんとうにたくさんの物語があります。上演される数々の作品の物語はもちろん、そこに参加する町民のみなさん、おひとりおひとりの物語。仕事を終え、学校を終え、文化会館に集まり、家族のこと、友達のこと、ともだちのことを語り合いながらウォーミングアップをする、その人生の物語。
 地域で活動することの難しさを感じながらも、九州各地から参加してくれる演劇人たちの物語。そんな演劇人たちと町民が、ここで出会い、お互いの作品を観て、まちカフェで一緒に美味しいものをほおばる、そんな出会いの物語。そして、この日のために予定を空け、足を運び、ともに時間を過ごしてくださる観客のみなさんの、「まちドラ!」との出会いの物語。
 どうかその日、「まちドラ!」のその場所で、たくさんの物語をめしあがってください。そしてそのすべての物語をが、笑顔にあふれたものであるよう、わたしたちは丁寧に支度をしてお待ちしています。
まちドラ!フェスティバルディレクター
永山智行(劇団こふく劇場)


劇作家・演出家。こふく劇場代表。1967年生まれ。1990年、劇団こふく劇場を結成、三股町と門川町を拠点に活動。演劇ワークショップ、町民参加作品の創作などの教育・普及活動、演劇祭への参加などを通じた他地域との交流活動も積極的に行っている。『so bad year』で第2回AAF戯曲賞受賞。2006年より約10年、宮崎県立芸術劇場の演劇ディレクターも務めた。

プレドラ!
―プレドラマ―

まちドラ!の一週間前のプレ企画!
今年は、熊本でミュージカルがやりたくて結成した劇団
「with a clink」

「半分恋人」

with a clink(熊本)

5/19]19:00開演
5/20]11:00開演

       15:00開演

——半分恋人。恋人ってわけじゃないけど、一緒に遊んだり、飲みに行ったり、家に泊まったり、おんなじ布団で寝たり。でもエッチは、しないことに、一応、なんとなく、お互いに。尽くしたい、甘えたい、心細い。そんなのを適当にやっつけてくれて、重くない。そんな関係だった男が、ぼちぼち、結婚する。親友と。

カクドラ!
—書くドラマ—

ー体験型戯曲講座ー
90分で「せりふ」書いてみる?

5月25日[]19:30開演

戯曲とは「演劇の台本」のこと。短い会話をつないで「せりふ」にする”体験型戯曲講座”です。90分で自分だけの『ドラマ』を書いてみませんか?書き上げた作品は、「まちドラ!」期間中、参加俳優たちが声に出して読んでくれる、まことにラッキーな講座です。

ヨムドラ!
ー読むドラマー

 ☆みまた町民!×実力派演出家!
 + 
★九州屈指の劇団・ユニット!

5/26] ~ 5/27

2017年のヨムドラ!の様子

毎年恒例の戯曲講座「せりふ書いてみる?」。2017年に、この講座で生まれた短編作品をリーディング作品として上演します。今年も、公募で集まった町民チームが九州の実力派演出家とともにつくる3作品と、九州屈指の劇団・ユニットが演じる3作品の計6作品を、まちんなか(街中)の特設3劇場を歩きながらお楽しみいただけます。毎回大好評の「まちドラ!ツアーコンダクター」が今年も登場します!

ミルドラ!
—観るドラマ—

三股町立文化会館ではすぐれた演劇作品を上演します。
演劇をおもいっきり観たい!という方はこちらがお勧めです。

「愛の讃歌」

劇団go to〔福岡〕

5/26]19:00開演
5/27]16:00開演

二人の女がいた。
母と娘なのか、師匠と弟子なのか、ライバルなのか、赤の他人なのか。
二人の女は楽しそうだった。
寂しそうだった。悔しそうだった。怯えていた。
感謝していた。出会いに。
衣を着替える度に関係性が変わりながら、今際の際に辿り着く二人。
舞台上に見えていた二人の時間は、過去なのか未来なのか、後悔なのか憧れなのか、分からない。
そしてまた続いていく二人の時間。

クロストーク!

まちドラ!2018フィナーレ・トーク

5月27日[
ミルドラ!『愛の讃歌』終演後

2017年のクロストーク!の様子

■語る人/『まちドラ!2018』に集ったいろんな人たち
■会 場/わが町の劇場(三股町立文化会館・ホール)
■料 金/無料(申し込みは不要です)

九州各地からお客さま、演劇人たちが集結し語りあう、めったにない機会!いまを、これからを、それぞれのまちのことを、『まちドラ!2018』を振り返りながらを締めくくっていただきます。

大人気!まちのどこかに『まちCafé』オープン

今年もオープンします。緑の木陰の下でほっと一息しませんか?演劇やミニライブ、あれもこれもで、楽しくなる『まちCafé』です。当日は、マイバックご持参でご来店ください。

※会場にはゴミ箱を設置しておりません。
ゴミのお持ち帰りにご協力ください。


まちドラ!をもっと楽しんでいただくために
劇場から劇場まではそれぞれ徒歩5~10分。風に吹かれながらお芝居の余韻やワクワクをお楽しみください。




【おすすめの準備品】
・飲み物
・歩きやすい靴
・帽子
・タオル
・マイバック
・歩きやすい格好
・羽織れるもの
ツアーコンダクターがご案内!!

一人でお越しの方も、初めての方も、迷った方も大丈夫!『ツアーコンダクター』が次の劇場までご案内いたします。移動に不安のある方はお気軽に各劇場のスタッフへお声掛けください。



【25日・26日】
 神水流じん子
劇団25馬力
 中村大介
劇団25馬力

【26日のみ】
 北村茜
(with a clink)
 ますながあすか
(with a clink)
 

予約チケットの受け取りは
「ご覧になる劇場」で
公演当日、予約チケットは各特設劇場でお受け取りいただけます。ご覧になる公演の劇場へ、直接お越しください。
駐車場
わが町の劇場〈三股町立文化会館〉
南側・西側駐車場〈400台収容〉
チケット・予約お問い合わせ
三股町立文化会館【℡ 0986-51-3462】

受付時間/9:00~17:00