劇団こふく劇場 第16回公演『ロマンス』

日時
  • 2021/10/29(金) 19:00~
  • 2021/10/30(土) 14:00~
  • 2021/10/30(土) 19:00~
  • 2021/10/31(日) 14:00~
会場
三股町立文化会館 ホール
料金
  • 一般  2,500円(当日2,800円)
  • U25割(25歳以下)  1,500円(当日同料金)
  • やさい割  2,000円(前売りのみ)
※未就学児入場不可
※U25割は、公演当日に25歳以下の方が対象となります。当日受付にて証明書類をご提示ください。
※やさい割は、ご家庭で収穫された野菜を上演日にご持参くださる方が対象です。
※託児サービスあり
 無料・要申し込み…三股町立文化会館(TEL0986-51-3462)
販売期間
2021/08/29 ~ 2021/10/28
お願い
※事前予約をお願いいたします。
※入場制限をいたします。定員を満たした場合、当日券は販売いたしません。
※当日券ご購入時に、ご連絡先を聞き取りいたします。
お問い合わせ
三股町立文化会館 ℡0986-51-3462
劇団こふく劇場  ℡0986-26-6422 E-mail:gekijo@cofuku.com HP:http://www.cofuku.com

チケット受付

電話予約
三股町立文化会館【℡0986‐51‐3462】へお電話ください。
三股町立文化会館
直接ご予約いただけます。
 月曜[祝日の場合は火曜]を除く
 9時00分~17時00分[夜間に催事がある場合、時間はこの限りではありません]
WEB予約
予約受付期間:2021/08/29~2021/10/28
予約受付期間ではありません。

全国を旅し、のべ16の劇場で上演した代表作「ただいま」(2015~2019)以来となる、劇団こふく劇場6年ぶりの新作本公演。

劇団こふく劇場 第16回公演

ロ マ ン ス

作・演出:永山智行

石田雄造。九州のとある町に暮らすその男の人生の、最後の一年で起きた不思議な出来事たち。
幼い頃、64歳の誕生日に死ぬことを予言された雄造は、平成29年、63歳の誕生日を迎えた。
それからの一年。出会い、別れ、再会。
どこにでもあるそんな邂逅は、けれど最後の時間を過ごす雄造にとってはかけがえのないものだった。

日時

 10月29日(金)19:00開演

 10月30日()14:00開演
         19:00開演

 10月31日()14:00開演

 開場は開演の30分前、受付は開演の60分前

チケット(日時指定全席自由)

 一般
 2,500円(当日2,800円)

 U25割(25歳以下)
 1,500円(当日同料金)

 やさい割
 2,000円(前売りのみ)

※託児サービスあり 無料・要申し込み
 三股町立文化会館(TEL0986-51-3462)
※未就学児入場不可
※U25割は、公演当日に25歳以下の方が対象となります。当日受付にて証明書類をご提示ください。
※やさい割は、ご家庭で収穫された野菜を上演日にご持参くださる方が対象です。


 出演
 かみもと千春
 濵沙杲宏
 大迫紗佑里
 有村香澄
 池田孝彰

 スタッフ
 作・演出=永山智行
 照明=工藤真一(ユニークブレーン)
 音響=出井稔師
 美術=満木夢奈(ユニークブレーン)
 衣裳=伊藤海(劇団FLAG)
 音楽=かみもと千春
 宣伝美術=多田香織(KAKUTA)
 制作=大迫紗佑里・髙橋知美(キューズリンク)

 主催
 合同会社こふく劇場/三股町・三股町教育委員会(三股公演)

 共催
(公財)宮崎県芸術文化協会

 助成
 アーツカウンシル宮崎
(令和3年度県民芸術祭事業)
 芸術文化振興基金助成事業

 後援
 宮崎県


約束に加わる。

 太宰治に「一つの約束」という短文がある。
 難破し海中に遭難した者が、ようやっと燈台の窓縁につかまった。たすけを求め叫ぼうとしたが、窓の内では、燈台守の夫婦と女児とが、つつましくも仕合せな夕食の最中である。「おれの凄惨な一声で、この団欒が滅茶々々になるのだ」と思った遭難者はいったん戸惑い、そのまま大波に吞まれてしまう。
「この遭難者の美しい行為を、一体、誰が見ていたのだろう。誰も見てやしない。(中略)誰も見ていない事実だって世の中には、あるのだ。そうして、そのような事実にこそ、高貴な宝玉が光っている場合が多いのだ、それをこそ書きたいというのが、作者の生甲斐になっている。
 第一線に於いて、戦って居られる諸君。意を安んじ給え。誰にも知られぬ或る日、在る一隅に於ける諸君の美しい行為は、かならず一群の作者たちに依って、あやまたず、のこりくまなく、子々孫々に語り伝えられるであろう。」
 これが作者・太宰治の約束ならば、わたしもまたこの約束に加わりたいと思う。
 上演が叶うかさえわからない状況ではあるが、劇団員のみんなと重ねる日々の稽古の時間の中、その祈りだけは決して手放さずにおられたらと願うのだ。
 そして、すべての人に穏やかなしあわせの時間が訪れますよう。

永山智行 

劇団こふく劇場

劇団こふく劇場 第15回公演「ただいま」
(2019年)
1990年宮崎県都城市で結成。以降活動を全国へ広げる一方、人口2万5千人の三股町の文化会館のフランチャイズカンパニーとして、ワークショップ、小学校巡回公演、町民参加の作品や演劇フェスティバル「まちドラ!」の企画などを担っている。地域に根差した活動で2018年度には宮崎県地域づくり顕彰の大賞(主催:宮崎県)を受賞。また、2007年からは障害者も一俳優として参加する作品づくり(みやざき◎まあるい劇場)をはじめ、質の高さ、活動の社会的な広がり、その両面から高く評価されている。劇団として、近年は、人間の普遍的な営みを、その身体の発する音を手がかりに、作品ごとに様式を組み上げながらつくっている。