だんだん明らかになる惨状。何よりも熊本に住む演劇の仲間たちが無事でいるのだろうかと、不安でたまらない日々を過ごしていました。
何もできることはないけれど、演劇をやっている仲間たちに、せめて「本番がある」という日常を取り戻してもらいたく、熊本のゼロソーに「まちドラ!」のプレ公演として井上ひさしの「父と暮らせば」を上演してもらいました。そして集まってくださったたくさんのお客さん。ほんとうに演劇という場所が、人と人とをつなぐ大事な場所だと感じた瞬間でした。
さて6年目の「まちドラ!」です。今年は、そういうわけで熊本のみなさんに、たくさんおいでいただくことにしました。「いま、ここに、みんながいて、笑っている」ただその景色だけがあれば、ほんとうに祝福すべきことなのだと思うのです。だから、その日、みんなで笑いましょう。小さなドラマに出会い、おいしいものに出会い、そして素敵な人たちに出会う、そんな一日を、一緒に過ごしましょう。心よりお待ちしております。
永山智行(劇団こふく劇場)
プレドラ!
—プレドラマ—
まちドラ!の一週間前にまちなかの劇場・小倉邸にて、熊本の「たんじぇりんね」が『桃と詩えば。』を上演します。明治初期に建てられた古民家・小倉邸でお芝居を観て、素敵な時間を過ごしませんか?
『桃と詩えば。』
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たんじぇりんね
5/20[土]19:00開演
5/21[日]11:00開演・15:00開演
今より少し昔の話。
歴史になるよりもちょっとだけ今の話。
詩う娘は「うた」を捨てた。山の娘は文字を知らなかった。一度見合いをしただけの相手に手紙を送り続ける山の娘。文字が書けない娘は、「女郵便屋さん」に代筆を頼む。
山の季節が移ろうごとに、娘たちの「夢」も少しずつ形を変えて行く。
カクドラ!
—書くドラマ—
ー体験型戯曲講座ー
90分で「せりふ」書いてみる?
5月26日[金]19:30
戯曲とは「演劇の台本」のこと。短い会話をつないで「せりふ」にする”体験型戯曲講座”です。90分で自分だけの『ドラマ』を書いてみませんか?書き上げた作品は、「まちドラ!」期間中、参加俳優たちが声に出して読んでくれる、まことにラッキーな講座です。
ヨムドラ!
ー読むドラマー
☆みまた町民!×実力派演出家!
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★九州屈指の劇団・ユニット!
5/27[土] ~ 5/28[日]
2016年のヨムドラ!の様子
毎年恒例の戯曲講座「せりふ書いてみる?」。2016年に、この講座で生まれた短編作品をリーディング作品として上演します。今年も、公募で集まった町民チームが九州の実力派演出家とともにつくる3作品と、九州屈指の劇団・ユニットが演じる3作品の計6作品を、まちんなか(街中)の特設3劇場を歩きながらお楽しみいただけます。毎回大好評の「まちドラ!ツアーコンダクター」が今年も登場します!
ミルドラ!
—観るドラマ—
文化会館では優れた演劇作品を招へいして上演します。
最後のシメは「ミルドラ!」で。
『はたらいたさるの話』
劇団きらら〔熊本〕
5/27[土]19:00開演
5/28[日]16:00開演
—「とにかく普通の人の真似をしてみよう。そして普通の幸せ目指そう!」
ある日突然、スーパーの万引きGメンとして働くことになった40女・エリカ。世間との違和感に限界を感じていた彼女が、人生の寄り道地点で出会う人々によって生来のパワーを取り戻して行く。家族から離れた娘、解雇通告された女、定住できない男。いつのまにか「普通」から外れてしまった面々が、「普通の幸せ」目指して懸命に倣う社会派コメディ。
クロストーク!
まちドラ!2017フィナーレ・トーク
5月28日[日]
ミルドラ!『はたらいたさるの話』終演後
■語る人/『まちドラ!2017』に集ったいろんな人たち
■会 場/わが町の劇場(三股町立文化会館・ホール)
■料 金/無料(申し込みは不要です)
九州各地からお客さま、演劇人たちが集結し語りあう、めったにない機会!いまを、これからを、それぞれのまちのことを、『まちドラ!2017』を振り返りながらを締めくくっていただきます。
毎年大好評、みんなの広場『まちCafé』。今年も、まちのどこか…木陰のあたりにオープンします。運営は「キャンドルナイト♡みまた」で知られる「えきにぎ」の皆さんです。軽い飲食のほか、いろんな雑誌類から気軽な読書も楽しめます。屋外なのにごろんと横になれるかも。お弁当持参の方は食事としてもご利用ください。
緑の木陰にほっとして、あれもこれもで、なんだか楽しくなる『まちCafé』、です。
【おすすめの準備品】
・飲み物
・歩きやすい靴
・帽子
・タオル
・マイバック
・歩きやすい格好
・羽織れるもの
南側・西側駐車場〈400台収容〉
受付時間/9:00~17:00