三股で熊本、見よう!vol.1
プレドラ!
—プレドラマ—
今年は、プレドラ!と題して
熊本の劇団「ゼロソー」が「父と暮せば」を上演します。
ゼロソー(熊本)
「父と暮らせば」
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」
愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。
そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はもはやこの世の人ではない――。
「わしの分まで生きてちょんだいよォー」
父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。
日時/5月21日[土]19:00~
22日[日]11:00~/15:00~
作 /井上ひさし
演出/河野ミチユキ(ゼロソー)
出演/青谷一郎(劇団「市民舞台」)
松岡優子
会場/みちばた劇場(旧・商工会館)
まちドラ!の前のドラマ!?
今年は、三股で熊本を見ようvol.1 「プレドラ!2016」を開催します。まちドラ!の一週間前にまちなかの劇場で熊本の俳優による『父と暮せば』を上演します。
2016年4月から今なお続く熊本地震で大きな被害を受けた熊本のみなさんを応援するため、三股町で、熊本の劇団のみなさんに作品の上演をしていただきます。
観ることでぜひ応援をお願いします。
ゼロソー[熊本]PROFILE
2000年「劇団0相(現:ゼロソー)」創立。熊本に新たな演劇の礎を築こうという理念の基に、熊本大学演劇部OBを中心に旗揚げした劇団。ゼロソー(0相)とは「ニュートラル」に通ずる電気用語であり、表現形態にとらわれない活動の旗印としている。第2回公演以降のゼロソー(旧:劇団0相)では、一貫して河野 作・演出の作品を発表し続けている。水俣病をモチーフとした奇病が流行っている町や、そこに伝わる淫靡な風習のために閉ざされた村、東と西に分断された架空の“日本”などを舞台にコミュニティの歪みに焦点をあてた作品を創るほか、ワールドフェイマス/ニュープロキシシリーズ(WF/NP)という人形浄瑠璃や小説等など世界の名作を演劇にする試みも展開している。2007年度は東京国際芸術祭リージョナルシアター・シリーズへ出演する全国からの3劇団に選出され、遊園地再生事業団の宮沢章夫氏のアドバイスを受けながら劇作にあたり、翌年度はその作品を長崎、熊本、牛深で上演した。2010年には「義務ナジウム」で九州戯曲賞佳作を受賞。WF/NP 第二弾の2013年に上演した「ゼロソーの嫉妬」では、ストーリーに寄らない、芝居と舞踊と映像の融合した独自のスタイルを見せた。