みまた座9期生 本公演『いいにおいのする家』

日時2013年3月31日
11:00・15:00 ※30分前開場
会場三股町立文化会館 ホール
料金小学生以上/300円
未就学児/無料

演劇監督Note/「今」の達人たち

 「おとなになったら何になりたい?」は、おとながこどもによく訊く質問ですが、その時おとなはいったいこどもに何を期待しているのでしょうか。「プロ野球選手になりたい!」「歌手になりたい!」そんな夢や、「公務員になりたい」「英語を生かせる仕事に就きたい」そんな堅実な目標を聞きたいのでしょうか。
 夢や目標に向かっての最短距離を探そうとガンバルのもいいのですが、それでも目の前に今咲いている花、今吹いている風の匂いや、見上げた空の色、そして、今、隣にいる人の温かさを感じることも大切にして欲しいと、おとなの一人としては思っています。それはもしかすると、「忙しい」が口ぐせのこの国のおとなが最も苦手とすることなのかもしれませんが……。
 今を楽しむ。今、ここで起きること、そして今ここにいる仲間との時間を楽しむこと。みまた座は、そんな「今」の達人であるこどもたちの場所です。無数の「今」を重ねて、気づくともう9年が経ちました。
 どうぞ、そんなみまた座のみんなの「今」をぜひごらんください。心よりお待ちしています。

みまた座演劇監督 永山智行(劇団こふく劇場)


あらすじ

 ある日の放課後、「怖い話でもしよう!」というノリで集まった数人の子どもたち。
 花子さんやコックリさんなんかの定番の話がひととおり話されたころ、一人の生徒が話し始めた。

 「家のすぐ近くなんだけど、前を通ると必ず“いいにおいのする家”があるんだ」

 「おもしろそう!」
 「よし、今から行ってみようよ!」
 もりあがった子どもたちは、その家に行くことに…

 “いいにおい”をさがす物語。


出演

●演劇ワークショップ「みまた座」9期生(小中学生22人):
 岡井葉瑠彩 亀田心 河野結衣 桒畑匠冴 後藤花奈
 小牧葵 佐藤美咲 下沖愛里沙 下沖悠人 田代小夏 
 恒吉天音 恒吉音羽 坪井美波 出水薫乃 出水理花子
 中神萌々音 中神結梨音 中原彩希 中村海 中村里桜
 奈須千緒里 福島萌花

●劇団こふく劇場:
 あべゆう かみもと千春 濵砂祟浩 大浦愛 
 大迫紗佑里 タチワナミユキ


 内村慶舟(平成23年度三股町立文化会館戯曲講座受講生・高校3年生)

構成

 濵砂崇浩(劇団こふく劇場・三股町立文化会館)

構成・演出

 永山智行(演劇ワークショップみまた座演劇監督・劇団こふく劇場)


18歳が描く世界を上演

 みまた座が本公演で上演する作品は、毎年、その前の年度の三股町立文化会館戯曲講座受講生の一人に、書き下ろしをお願いしています。
 今年、9期生が本公演で上演する作品は、23年度戯曲講座受講生の中から、みまた座と同世代と言える高校3年生、内村慶舟が筆をとります。
 過去最多となった9期生22人とそれを固めるこふく劇場の役者が織り成す舞台で、一体どんなドラマが繰り広げられるのか?
 “いいにおい”をさがす物語? …子どもの公演と侮るなかれ。独特の感性を誇る18歳が描き出す世界観は必見です!どうぞご注目ください。


毎年おなじみ「みまた座 本公演」も9回め!今年もお楽しみに

 毎年3月、その年の集大成として「本公演」を上演しています。
 9期生は過去最多となる小中学生22人。
 6月から元気いっぱい稽古してきた集大成がこの本公演です。
 育ちゆく子どもたちと、三股町立文化会館で「いま、ここ、」を、ともに過ごしてください。
 ご来場、心よりお待ちしています。


主催

 三股町・三股町教育委員会

協力

 演劇ワークショップ「みまた座」9期生保護者会、みまたん放課後倶楽部Ikuz0


詳しい内容はこちらもご覧ください(フライヤー)▼